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相続人と被相続人の仲が悪かった場合の相続手続き【長崎】
こんにちは。住まい∞Labo(株式会社Rich)の那須井です。「何年も口をきいていなかった親が亡くなったと役所から連絡が来た」「絶縁していた兄弟の相続人になってしまった」——長崎市で相続のご相談を受けていると、こうした複雑な家族関係を抱えたご相談も少なくありません。仲が良かったかどうかにかかわらず、法律上は相続人としての立場は変わりません。この記事では、被相続人や他の相続人と関係が良くない場合の、現実的な相続の進め方を解説します。
📖 目次
1. 仲が悪くても相続人としての権利義務は変わらない
民法上、相続人の範囲や相続分は血縁関係や法律上の身分関係だけで決まり、生前の関係の良し悪しは影響しません。長年連絡を取っていなかった、絶縁状態だった、介護に一切関わらなかった——こうした事情があっても、法定相続人であれば財産を相続する権利がありますし、遺産分割協議に参加する義務も生じます。「関わりたくないから」という理由だけで、勝手に相続手続きから外れることはできない点をまず押さえておく必要があります。
2. 疎遠だった相続でよくある現実的な困りごと
関係が良くなかった相続では、次のような現実的な困りごとが起こりやすい傾向があります。
- 財産の全体像が分からない:どこにどんな財産があるのか把握できていない
- 他の相続人と連絡が取りづらい:長年疎遠だった親族の連絡先が分からない
- 感情的な負担が大きい:故人への複雑な感情を抱えたまま手続きを進めなければならない
- 他の相続人から不公平感をぶつけられる:介護や同居をしていた相続人との温度差
これらは決して珍しいことではなく、当社にご相談いただく中でも一定数お聞きするパターンです。一人で抱え込まず、行政や専門家の手を借りながら進めることが負担を減らす近道になります。
3. 感情を切り離して遺産分割協議を進める工夫
感情的なしこりがある相続人同士が直接顔を合わせて話し合うと、話が余計にこじれてしまうことがあります。実務上は、次のような工夫で感情面と手続き面をうまく切り離して進めるケースが多く見られます。
- 書面・メールでのやり取りを基本にする:直接対面や電話を避け、記録に残る形で連絡する
- 弁護士や司法書士に窓口を代理してもらう:専門家を間に挟むことで感情的な衝突を避けやすい
- 家庭裁判所の遺産分割調停を利用する:話し合いが平行線のときは第三者(調停委員)を交える
「感情の問題」と「財産をどう分けるかという手続きの問題」を分けて考えることで、無理に和解しようとせずに手続きだけを前に進められる場合があります。
4. どうしても関わりたくないときの選択肢
「正直、故人とも他の相続人とも一切関わりたくない」という場合は、次のような選択肢があります。
- 相続放棄:家庭裁判所に申述すれば、最初から相続人でなかったことになる(相続開始を知ってから3か月以内)
- 相続分の放棄・譲渡:相続人の地位は残るが、自分の取り分を他の相続人に譲る形で実質的に手を引く
ただし、相続放棄をするとプラスの財産(不動産や預貯金)も一切受け取れなくなる点には注意が必要です。「関わりたくない」という感情だけで急いで判断せず、財産の状況を確認したうえで検討することをおすすめします。相続放棄の詳しい手続きは、関連記事もあわせてご覧ください。
5. 不動産が絡む場合に気をつけたいこと
遺産の中心が実家などの不動産の場合、「誰も住まない・誰も管理しない」まま放置されるリスクが特に高くなります。相続人同士の関係が悪いと、名義変更(相続登記)や売却の合意形成が進まず、空き家として長期間放置されてしまうケースも珍しくありません。放置された空き家は固定資産税の負担や近隣トラブルの原因にもなり得ます。売却して現金で分ける「換価分割」であれば、不動産という分けにくい財産を公平に分配しやすく、感情的な対立を抑えながら解決できる場合があります。不動産の扱いに困ったときは、相続に詳しい不動産会社へ早めにご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 何十年も会っていない親が亡くなった場合も相続人になりますか?
はい。生前の関係の有無にかかわらず、法定相続人であれば相続の権利義務が生じます。
Q2. 他の相続人の連絡先が分かりません。どうすればいいですか?
戸籍の附票などから住所を調べる方法があります。ご自身での調査が難しい場合は、司法書士や弁護士に依頼することもできます。
Q3. 相続放棄をすれば、一切の手続きから解放されますか?
相続放棄が受理されれば、最初から相続人でなかったことになります。ただしプラスの財産も受け取れなくなるため、財産状況を確認したうえで判断することをおすすめします。
Q4. 直接会いたくない相続人がいます。会わずに手続きを進められますか?
書面でのやり取りや専門家を代理人に立てることで、直接顔を合わせずに手続きを進められる場合があります。
Q5. 実家をどうするかで話がまとまりません。どうすればいいですか?
売却して現金で分ける換価分割であれば、公平に分けやすく感情的な対立を抑えられる場合があります。当社では不動産の査定・ご相談を無料で承っています。
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