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中古住宅の「インスペクション」は受けるべき?費用と流れ【長崎】

こんにちは。住まい∞Labo(株式会社Rich)の那須井です。「中古住宅を売る(買う)ときに聞く『インスペクション』って何?」「うちの家も受けたほうがいいの?」——最近、査定のご相談時にこう聞かれることが増えました。インスペクションとは建物の状態を専門家が調査する「建物状況調査」のことで、国が中古住宅の流通を後押しするために普及を進めている制度です。この記事では、インスペクションの仕組み・費用相場・受けるメリットと注意点を、長崎で数多くの売却をお手伝いしてきた立場からわかりやすく解説します。
📖 目次
1. インスペクション(建物状況調査)とは
インスペクションとは、建築士など専門の資格を持つ調査員が、住宅の基礎・外壁・屋根・小屋裏・床下などを目視で確認し、劣化や不具合の有無を調べる「建物状況調査」のことです。2018年の宅地建物取引業法改正により、不動産会社は媒介契約時にインスペクション業者のあっせんの可否を説明し、希望する売主・買主にあっせんする義務を負うようになりました。あくまで「受けるかどうかは任意」ですが、制度として広く知られるようになった背景があります。
2. 売却時にインスペクションを受ける3つのメリット
- 買主の安心につながり成約しやすくなる:「見えない部分の状態が分からない」という中古住宅特有の不安を軽減できるため、購入検討者の心理的なハードルが下がります
- 契約後のトラブル(契約不適合責任)を防ぎやすい:売却後に「雨漏りがあった」「シロアリ被害があった」といった発覚は、売主・買主双方にとって大きな負担です。事前に状態を共有しておくことで認識のズレを防げます
- 価格交渉の根拠が明確になる:劣化箇所が見つかった場合も、修繕費を踏まえた価格調整の話し合いがしやすくなります
3. 費用はいくら?誰が負担する?
一般的な木造戸建てで、基本的な目視調査であれば5万円〜7万円程度が相場です。床下や屋根裏まで含めた詳細調査、劣化診断の書面作成などオプションを追加すると10万円前後になることもあります。マンションの場合は専有部のみの調査となるため、やや安価な傾向にあります。費用負担については法律上の決まりはなく、売主が負担して物件の付加価値として提示するケース、買主が希望して自己負担するケースの両方があります。事前に不動産会社と相談して決めておくとスムーズです。
4. 実施の流れと期間
- 不動産会社への依頼・業者選定:媒介契約時に希望を伝えると、提携するインスペクション業者を紹介してもらえます
- 現地調査(当日1〜3時間程度):調査員が基礎・外壁・屋根・小屋裏・床下・給排水設備などを目視で確認します
- 報告書の受け取り(調査から数日〜1週間程度):劣化状況や修繕の必要性を記載した報告書が交付され、購入希望者への説明にも活用できます
売却活動の開始前、できれば媒介契約と同じタイミングで検討を始めると、報告書を早い段階から販売活動に活かせます。
5. 受けたほうがいいケース・慎重に考えるケース
次のようなケースでは、インスペクションを受けることで売却活動がスムーズになりやすい傾向があります。
- 築年数が古く、雨漏りやシロアリなど劣化の心配がある戸建て
- 相続で取得し、居住していなかったため建物の状態を正確に把握できていない物件
- 築浅でも購入希望者から「安心材料が欲しい」と要望が出ている物件
一方で、解体前提で土地として売却する場合や、買主候補がすでに建て替え目的で決まっている場合は、費用対効果を考えて見送る選択も合理的です。迷う場合は、物件の状況を踏まえて当社にご相談ください。
6. 「既存住宅売買瑕疵保険」との関係
インスペクションで一定の基準を満たすと、「既存住宅売買瑕疵保険」に加入できる場合があります。この保険は、引き渡し後に構造上の欠陥や雨漏りが見つかった際の補修費用をカバーする制度で、加入していると買主はより安心して購入を検討できます。また、住宅ローン控除や不動産取得税の軽減措置の要件として、インスペクションの結果や築年数の基準が関係するケースもあるため、税制面のメリットも含めて事前に確認しておくと良いでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. インスペクションは必ず受けなければいけませんか?
いいえ、法律上の義務ではありません。不動産会社は「あっせんできるかどうか」を説明する義務がありますが、実際に受けるかどうかは売主・買主の任意です。
Q2. マンションでも受ける意味はありますか?
専有部分の設備劣化や内装の状態確認には有効ですが、建物全体の構造は管理組合の管理となるため、戸建てほど調査範囲は広くありません。共用部分の修繕計画書とあわせて確認するのがおすすめです。
Q3. 調査で不具合が見つかったら売れなくなりますか?
いいえ、そのまま売却は可能です。むしろ状態を開示したうえで価格や条件を調整して販売するほうが、契約後のトラブルを防ぎやすくなります。修繕して売るか、現状のまま価格に反映して売るかは当社と一緒に検討できます。
Q4. 相続した実家でも受けられますか?
はい、可能です。特に空き家期間が長い実家は、住んでいる間は気づきにくい劣化が進んでいることもあるため、売却前の状態把握として有効です。
Q5. どの業者に頼めばいいか分かりません。
当社では提携するインスペクション業者のご紹介が可能です。費用感やスケジュールも含めて、まずはお気軽にご相談ください。
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※本記事は一般的な解説です。個別の制度・費用・手続きは、専門業者または当社へご確認ください。


